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大切な相棒……老犬との愛しい最期のひととき

【犬のストレスサイン】パンティングの意味を知ろう!

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口を開けてハァハァ息をする。
犬のイメージの中で上位に入る行動ではないでしょうか。
犬のことをあまり知らない人は、暑い時にやるしぐさだと思っている人も多いようです。
もちろん、体温調整のための行動なので、暑い時にもやるしぐさです。

これをパンティングと言います。

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パンティングはストレスサイン

突然ですが、貴方は冷や汗をかいたことがありますか?その時、暑かったですか?
犬が口を開けてハァハァ息をするのはパンティングといって主に体温調整をする行動です。
要するに、人間が汗をかくのと同じですね。
察しの良い方はピンと来たと思います。
暑くもないのに犬がハァハァするのは、人間の冷や汗と似ています。
つまり、ストレスサインなのです。
犬がパンティングをはじめた時は、何にストレスを感じているのか正しく理解し、ストレスの原因から遠ざけてあげなければなりません。

緊張や不安からのパンティング

貴方は緊張している時、冷や汗をかきませんか?
犬も同じです。
緊張や不安を感じている時、犬はパンティングします。
お座りして大人しくしていても、パンティングがみられる時は、緊張しているのかもしれません。
パンティングはストレスサインですので、この時にストレスに対処してあげればよいのですが、一歩進むと、違うストレスサインを出します。
目の白い部分が多くなったり、口を一文字に引きむすんだりします。
この時は、もうストレスマックスです。
手を出したりすると噛まれることもあります。
例えば、子供が犬に近づいたとします。
いつもは平気ですが、この時、犬がどこか身体が痛かったり、調子が悪かったりして、子供に触られるのが嫌だったりしたら、さすがの犬もストレスサインを出します。
「今日はちょっと……」
ってところです。
それでも子供が近づいて触ろうと手を伸ばした場合。
犬はハァハァとパンティングしていたのをやめ、口を真一文字に引き結びます。
「クビ、痛いから触らないで」
ということです。
そして、目の白い部分を多くしながらキョロキョロと周りを見ます。
「触らないで触らないで助けて」
と言っています。
ここまで言ってなおもわからない場合、犬の自己防衛本能の野性スイッチがオンになります。
どうなるか。
子供は犬にガブリとやられることになります。
そうなる前に、大人が気づいて対処してあげなければなりません。
ストレスサインがわかっていれば、世の中の犬と人間の事故がかなり減ると思います。

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やりたいことがうまくいかない時のパンティング

パンティングは比較的ストレスレベルが初期の時でも多くみられるストレスサインです。
しかも人間にもとてもわかりやすいです。
歳を経て、老犬になり、身体が思うように動かなくなってくると、やはり犬もストレスがたまります。
自分の思うように自分の身体が動かない場合、やはり貴方もイライラするのではないでしょうか。
犬も同じです。
やりたいことがうまくいかない場合、犬もイライラします。
なんでもない時に犬がパンディングをはじめたら、何かやりたいことがあって、それがうまくいかない時です。
そして、そのイライラが解消されないと、次の段階、唸る、吠えるというストレスサインに移行します。
身体の動かなくなった老犬の場合は、特にパンティングをよく観察し、「やりたいこと」を察知してあげることが大切です。
排泄のタイミング、食事のタイミング、身体の痛みなど、パートナーである犬の生活リズムや、せっかちであったり呑気であったり我慢強かったりする性格などをきちんと把握した上で、何に対してストレスを感じ何をしたいのかを理解してあげれば、吠えるというサインが発動することは減るはずです。
いつもやりたいことは何なのか、「どうしたの?どうしたいの?」と、問いかけながら、飼い犬のストレスを排除してあげましょう。

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嬉しい時のパンティング

もちろん、嬉しくて仕方ない時にも、犬はパンティングします。

気分か高揚して熱くなったというところでしょうか。この場合はしっかり口角もあがり、笑顔になります。

所謂、犬の笑顔というやつは、この時に見られます。

嬉しいパンティングが増えると良いですね。

 

犬の言葉が判るようになるストレスサイン

ストレスサインとは要は犬の言葉ですね。
犬は、実は我々人間に一生懸命意思を伝えてこようとしています。
犬には「こころ」があります。
語り合うことで、色々なトラブルが解決します。
犬の言葉を学び観察することは、犬だけでなく、我々人間のストレスも減らすことに繋がります。
そして我々の「こころ」も豊かにしてくれます。

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