まぐログ!シニア

現在18歳、ご老体ながらに元気に過ごすミックス犬まぐろさんとの生活を通して、老犬との付き合い方、老犬の健康管理などを勉強し、犬の世界の高齢化を幸せに乗り切ろうという記録です。

犬の身体、人間の身体

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犬の身体を観察していると、人間の普段の姿勢がいかに「休め」の姿勢なのかがわかります。
我々は何故だか身体を動かすという行為を思考に落としたとき、機械のように考えがちです。
ジョイント部分からクレーン車のような動きを想像をするのですが、動物の身体の動きというのはもっと複雑でスムーズです。
頭の中で想像しているような状態であれば、もっと簡単にもっと早くアシモくんなんかは出来たでしょうし、すでに鉄腕アトムは完成しているでしょう。
それができないのは、人間や動物の身体がとても複雑で興味深い動きをするからです。

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犬の前足と人間の腕

母ちゃんは犬飼いなので、やはりいつも犬の身体の動きを観察しています。
観察していると自分と比べたくなるのは当然の流れと言えるでしょう。
まぐろさんと母ちゃんの大きな違いは前足で何かを「持ち上げる」という行為ができるかできないかということです。
まぐろさんがモノを持ち上げるのはあくまで口でです。引っ張ったり、つまんだりも器用に口でやります。
だから、前足はあくまで「足」という感覚があると思います。
何故だか同じ構造のものが4つついている感覚です。
でも、もちろん、犬の前足と後ろ足の構造は違います。
わかっているはずのことですが、何故だか勘違いを起こすことは多いのです。
犬の前足は、どちらかというと、人間の腕の構造に近いのです。
犬の前足にあるのは、膝ではなく肘ですし、前足に踵はなく、本来親指である狼爪がついています。
犬の通常の立ち姿は人間でいうと、いつもクラウチングポーズです。
いつでも全力で走り出せる姿勢ということです。
逆に人間の立ってる姿というのは犬に例えると中途半端なお座りと同じです。
人間は初速をかけるにはとても不利な構造で普段立っていることになります。
それは、「走る」ということよりも、腕や手を使い、ものを持ち上げたり移動させたりという優位性を優先させて進化した結果かもしれません。
おかげで我々人間は大切な愛犬を抱きしめたり持ち上げて運んだり、食事の介助やトイレの手助けができるのですから、犬と暮らすにはとても嬉しい進化なのかもしれません。

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犬の肩甲骨、人間の肩甲骨

前足、もしくは腕を動かすのに重要な背中の三角形の骨を肩甲骨といいます。
この肩甲骨は蝶番のように動くように思われがちですが実はもっと複雑な動きをします。
母ちゃんは天使の翼のような動きだなあと思います。
犬と人間は前足の役割が違うので、この肩甲骨の通常待機の状態が違います。
犬は人間でいうところの外転状態に常にあります。
腕を前に突き出した状態です。
もちろん、形状的にも違うのですが、「前足を動かす」ことにおいては、人間の肩甲骨も犬の肩甲骨も役割は同じです。
現代人はこの肩甲骨の動きが鈍くなっているようです。
特に女性はボールを投げる時のような肩甲骨の動きをすることが日常生活でほとんどないので、肩甲骨を内転させるのがとても苦手です。その代わり、抱っこの姿勢……つまり外転はとともうまくできるようです。
この状態から、肩甲骨を回して人間も犬も前足、もしくは腕を動かしています。

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犬に鎖骨はない

犬に鎖骨はありません。
ですので腕を前に伸ばすことが容易です。
鎖骨は肩甲骨の複雑な動きをサポートするのに適した骨で、腕のジョイントでありますが、犬にはこれが無いため、人間よりも前足を前に伸ばすことができます。
つまり速く走るのに適した動きなわけです。
しかし、我々犬と暮らす人間は、普段、犬に鎖骨が無いことを意識していません。
鎖骨がないということは、人間でいう挙上という動きが基本的に犬にはできません。
バンザイの姿勢です。
小さな犬ですと、抱っこをするときに、人間の赤ちゃんのような状態を作りがちですが、鎖骨のない犬にとってはとても負担になる場合があります。
もちろん、気をつけの状態も負担がかかる場合があります。
若い頃はよくても、日常的に無理な姿勢を続けていると、年齢を経てから不具合が生じることがありますので、犬の身体と自分たち人間の身体の違いをしっかりと考えてケアしてあげるようにしましょう。

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動きには常に予備動作が必要

これは犬にとっても人間にとっても大切なことですが、動作には常に予備動作が必要です。
人間がぎっくり腰になったり、腕を痛めたりする場合の多くが突然動き出したことによるものです。
犬を介助する場合、この予備動作を意識するだけで、かなり楽になります。
とてもわかりやすい例でいうと、振りかぶりです。
モノを取るときも、動かす時も、この予備動作を意識することで手間なようですが、負担を減らすことができます。

 

踵をつけるのは休めの姿勢

犬はつま先で立っています。
踵をつけることはありません。
これは速く走るためです。
動物の多くは踵をつけて歩いたり走ったりするモノはとても少ないです。
さて、人間は常に踵をつけています。
動物にとってはこれは「休め」の姿勢です。
動きが遅いとか鈍いとかいう悩みをお持ちならば、立つ時の重心をつま先(足の親指と人差し指の間くらい)に寄せてみてください。
それと予備動作を合わせると、かなり動きやすくなると思います。
つまり、モデルさんがランウェイを歩く、あの感じです。
全ての身体のジョイントがうまくハマって起動すれば、かなり楽になります。

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常に身体のスイッチを入れる

我々動物の動きは連動しています。
それを意識することで、普段の動きがとても楽になります。
全てのジョイント部分を接続していくイメージです。
全てのスイッチが入るととても楽に動けるのです。
そして、当然、犬にもそういうジョイントがありますが、人間のそれとは違います。
老犬の場合、色々衰えてしまいますので、こちらでスイッチが入るように介助してあげたいものです。

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