まぐログ!全力犬暮らし

現在18歳、ご老体ながらに元気に過ごすミックス犬まぐろさんとの生活を通して、老犬との付き合い方、老犬の健康管理などを勉強し、犬の世界の高齢化を幸せに乗り切ろうという記録です。

老犬をいつまでも自分の脚で立たせてあげたい!補助ハーネスの話

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自分の脚で立ちたいと切に願う事は、人間でも犬でも同じです。
これは生きる意欲ととても密接に関わっています。
残念ながら、年齢を重ね、身体能力が衰えてくると、どんな動物も否応なく寝たきりに近づいてしまいます。
それは一瞬かもしれないし、長い期間かもしれない。
いずれにせよ、そうなると生きる意欲というものは、少しずつ失われていきます。
これは、おそらく、感心するほど最期まで生きようとする犬でも同じだと感じます。
この考えは経験則ではあるのですが、同じように考える飼い主さんは少なくないでしょう。
ならば飼い主さんが、少しでも長く愛犬と共に生きるために、出来るだけ長く自分の脚で立たせてあげたいと思う事は、とても自然で美しい気持ちです。
飼い主さんは、相棒に理想の最期を迎えさせてあげる事に尽力するとともに、少しでも長く、相棒と共に歩む事を望んでいます。
愛犬を自分の脚で立たせてあげる工夫をする事は、愛犬の「生活の質」を向上させるだけでなく、飼い主さんの「生活の質」も向上させてくれるものです。
老犬になり、足腰が弱った相棒に使用する歩行補助ハーネスは、犬の身体や歩行を支えるだけでなく、そんな愛犬と飼い主さんの希望を支える大切な道具だと考えるのは自然な流れではないでしょうか。

老犬の介護ハーネスについて

老犬の足が弱って来ると一番に導入を検討するのが介護ハーネスだと思います。
特に、普段のお散歩にハーネスを利用していたご家庭ですと、当然のようにハーネスを介護用に変更する事を検討するのではないでしょうか。
当然、お散歩用のハーネスと、介護ハーネスでは、使用目的が違うので形状や特徴も違いますし、選択のコツや注意点も変わってきます。
とはいえ、介護ハーネスはお散歩用のハーネス と比べても驚くほど高価なものでもなく、ハーネスを使用していたご家庭だと導入しやすいのも確かです。
車椅子や歩行器などでは少しハードルが高いけれど、まだ歩く力の残存も多いようでしたら、ハーネスを選択するのも当然の流れかもしれません。
最近では、比較的安価な介護ハーネスも販売されていますし、手作りをされている方たちも多く散見されます。
老犬の介護ハーネスは、ここ数年で当たり前のように認知されてきました。
そのおかげで、ハーネスを日常のお散歩で使用していた方たちだけでなく、ハーネスを使用して来なかった人たちも、老犬の介護、お散歩の歩行補助などに、補助ハーネスを導入するご家庭が増えているようです。
もうすでに、介護用品の必需品の中に含まれているのかもしれません。

ハーネスとは

さて、では、ハーネスとはそもそも一体どうゆうものなのでしょうか。
古い犬の飼い方をしているおうちでは、ハーネスといえば、盲導犬の着けているものを想像するかもしれません。
ハーネスはもともとは馬に荷物を引かせたり、捕らえたりコントロールしたりしやすくするための馬具のことでした。
海外ではそれと分けるために、犬に装着するハーネスの事をドッグハーネスと呼ぶ事が多々あります。
ドッグハーネスも馬の場合と同じように、もともとはそり犬など、犬の力を利用するために使用されていました。
犬の首ではなく、胴の部分にかける装着具……つまり、胴輪です。
やがて、犬の呼吸などを邪魔せず、犬の苦痛を最小限にして、犬をコントロールするために使用されるようになりました。
その用途は広がり、救助犬や警察犬の安全を守るために使用されたり、盲導犬に使用されたりするようになったのです。
そして今では、首輪やチョークといったものを使用する家庭犬の首への負担や呼吸器への負担を減らす代わりに、犬を安全にコントロールするモノとして使用されるに至りました。
ハーネスの持つマイナスなイメージは払拭され、今では犬の安全を守る大切な道具と考えられるようになっています。
そして、その使用目的による種類もたくさん出てくるようになりました。

老犬の立ち上がりを介助するハーネス

老犬の多くは年齢を重ねると、腰に不具合が出る場合が多くみられます。
犬が立ち上がる時のしくみを考えると、腰の不具合は、立ち上がりに支障をきたします。
この立ち上がりの補助はとても体力を消耗する介助です。
しかし、ハーネスを利用する事で、飼い主さんの負担を軽減する事ができます。
立ち上がりの補助をするベスト型のハーネスは、普段から着せておいてもズレが少なく、立ち上がる時に持ち上げて介助してあげれば良いので、とても有用です。
洋服に慣れていない犬ですと、少し嫌がるかもしれません。
ベスト型の補助ハーネスで、最も老犬介護をする飼い主さんに愛されているのは、秘密結社老犬倶楽部で「老犬さんの制服」として有名なペティオのZuttoneシリーズの「介護機能付きベスト」があります。
老犬介護をする飼い主さんのブログやTwitterでは、この可愛らしいしましま模様を本当によく見かけるようになりました。

ハーネスというよりはベストという具合ですが、ご家庭で普段使いするにはとても良いかもしれません。

ハーネスの代わりにバスタオルを使う

ハーネスを洗濯したり、補助ハーネスをつけっぱなしにできないけれども着脱の手間がかけられない。
かといって、そんな時、抱え上げるのはなかなかに大変です。
立ち上がりだけが困難で、立ち上がってしまえば、ヨタヨタとながらも比較的安定して歩行のできる愛犬の場合、一日中ハーネスや介助ベストをつけているのも窮屈そうです。
そんな場合には比較的着脱の楽な胴輪や、バスタオルを使用すると良いのではないでしょうか。
バスタオルはどのご家庭にもあると思いますし、腰の弱った老犬を立ち上がらせるだけならば充分に役に立ちます。
着脱する手間も圧倒的に少なく、比較的楽に立ち上がりの介助ができます。
寝ている愛犬の後ろ足の付け根に通して立ち上がりを助けてやります。
歩行が比較的安定している犬は、立ってしまえばバスタオルを外しても良いかもしれません。
もちろん、歩行が不安定な場合や、トイレの介助の場合は、そのまま歩行補助します。
バスタオルで犬の立ち上がり補助をする場合、内臓に疾患があったりする犬は、圧迫しすぎないよう注意が必要です。
内臓が丈夫な犬でも、無理に引っ張りあげようとすると、内臓が圧迫されて痛がったり、内臓に負担をかけたりするので、適切な力加減か必要です。
自身のない方には、バスタオルの使用感により近い立ち上がり補助用の胴輪がありますのでそちらをオススメします。
少しの手間は大丈夫という方は、後肢用の歩行補助ハーネスの使用も良いかもしれません。

お散歩時の老犬の歩行補助ハーネス

愛犬に出来るだけ長く自分の脚で歩かせてあげたい。
この記事を読んでおられる読者さんの多くはそれが一番の願いなのではないでしょうか。
その願いを叶えるために大きな希望になるのが歩行補助ハーネスです。
車椅子という選択肢と、元気に歩く愛犬の間を繋ぐのが歩行補助ハーネスです。
歩行補助ハーネスは、足腰が弱り、転倒の危険などへ対策し、愛犬と飼い主さんのお散歩への不安を軽減してくれるからです。
犬と暮らして居ない人も含め、誰しもが知るところだと思いますが、犬という動物は本当にお散歩が大好きです。
お散歩という言葉を聞いて一目散に走り玄関で待っていたり、お散歩という言葉を聞くとしんどそうに横になっていた愛犬が目を輝かせて、一生懸命立ち上がったり。
そんな姿を見ると、犬という生き物がいかにお散歩好きか容易に想像できます。
犬……特に愛玩動物、コンパニオン・アニマルとして人間と暮らす犬にとって、飼い主さんとお散歩に行くという事は、犬として生きるという事そのものと言っても過言ではありません。
そして、その嬉しそうな姿を見ることは、飼い主さんのこの上ない幸福に繋がることでしょう。
歩行補助ハーネスは、その幸福を実現し、支える大切な道具だと私は考えます。

介護ハーネスはセパレートタイプが便利

犬はお散歩好きというのは周知の事実ですが、人間の歩行介助をするように、手引き介助などをする事はできません。
犬は、人間とは根本的に身体の構造が違うからです。
犬の歩行を介助する場合はどうしても道具に頼る事になります。
車椅子であったり、ハーネスであったりです。
介護するべき老犬の状態は日々変化していきます。
その変化には悪化だけではなく、好転も含まれます。
犬の負担や自立や快適さを考慮した場合、その変化する愛犬の状態に合わせて、飼い主さんは、介助する方法を検討し、更新していかなければなりません。
そのためには、できうるかぎり変化に柔軟に対応できる道具が、最も飼い主さんの手助けになるといえるでしょう。
歩行補助ハーネスはその変化に対応できるよう、セパレートタイプのものをオススメします。
上半身と後ろ足で商品がバラバラのものを選ぶのも間違いではありませんが、やはりそれなりに不具合が生まれる事は否定できません。
最初から一つのハーネスとして機能し、状況に合わせて使い分けることができるもののほうが、より安全で使い勝手も良いものになります。
手を繋いで歩くということができない以上、愛犬との楽しいお散歩を可能にする歩行補助ハーネスは愛犬と飼い主さんを繋いでいる重要な安全帯です。
よく吟味して、愛犬の身体に合うものを選ぶとともに、飼い主さんの好みも考慮に入れたいものです。

介護ハーネスは飼い主と老犬を繋ぐ大切な信頼

前述しましたが、人間である我々飼い主が、犬である相棒を介護する場合、身体の構造が違う以上、その差を埋めるための道具を使用する事は避けられない事実です。
特にお散歩には危険がつきもので、元気な犬でさえ、お散歩の時に注意が必要だったりします。
ましてや、歩く事のおぼつかない老犬であれば尚の事です。
だからといって、家の中に閉じ込めてしまうのはとても残酷です。
歩行補助ハーネスは、できうる限り安全に、歩行のおぼつかない老犬を散歩させるのにたいへん大切な道具なのです。
そしてその安全は飼い主さんにかかっています。
歩行補助ハーネスがあるから、飼い主さんは安心して愛犬を散歩に連れ出すことができ、お散歩と飼い主さんの笑顔が大好きな愛犬たちは、大好きな飼い主さんの笑顔とともに、大好きなお散歩を楽しむ事ができます。
歩行補助ハーネスを選ぶ時、愛犬の安全を優先させるのはもちろんなのですが、飼い主さんの「好き」がそこに含有されているほうが、より愛犬にとっては、幸福度が上がります。
飼い主さんがときめいたものを選ぶことは、愛犬の幸せにとってもとても重要な事なのです。
歩行補助ハーネスは、老犬と飼い主さんを結ぶとても大切な絆です。
飼い主さんの楽しさを上げ、老犬の幸福度も上げてあげる事が重要です。
飼い主さんも老犬も、お散歩が楽しみで仕方がない。
そういった材料はひとつでも多いほうが良いです。

年老いた愛犬と飼い主さんの生活を支える補助ハーネス

補助ハーネスにはたくさんの役割があります。
安定しない歩行を補助し、お散歩を楽しいものにする歩行補助ハーネスや、老犬の立ち上がりを介助するためのもの。
その他にも、トイレの時の姿勢を保持したり、褥瘡予防のために寝返り介助のためのもの。
いずれにせよ、ハーネスを使用する時、そこには飼い主さんの、愛犬に対するたくさんの感謝の気持ちと、ずっと一緒に居たいという願い、少しでも楽に、楽しく、痛みなく最期を迎えて欲しいという優しさなどがこもります。
その暖かい優しい空気を無くさないままで老犬介護を全うするために、ハーネスはとても役に立ってくれます。
愛犬に理想的な最期を迎えさせてあげるために、大好きな飼い主さんの笑顔を最期の瞬間まで老犬に見せてあげるために、適切なハーネスを選ぶ事がとても重要です。
ハーネスは、飼い主さんと愛犬の素敵な老犬介護生活を支える重要アイテムだからです。
手作りをしたり、亡くなってしまったお友達のハーネスを譲ってもらったり、そういった方法でも構いません。
愛犬と飼い主さんの絆を最期の瞬間まで繋ぐ事のできるハーネスが、理想のハーネスだと私は考えています。
出来るだけ長く、できれば最期まで、愛犬には自分の脚で立たせてあげたいものです。