2019-01-01から1年間の記事一覧
老犬介護は後悔と反省の連続です。 老犬の衰えていくスピードは想像以上に早く、絆が強ければ強いほど、飼い主さんの気持ちが追いつきません。 特に寝たきりになってからは、準備もままならないままで弱っていく愛犬のお世話に追われることになります。 しか…
人間社会において、犬に首輪をつけるという事は、ある意味で犬にとってとても大事なことです。海外であろうが日本であろうが、犬に首輪がついている事に違和感を持つ人はほとんどいないと思います。しかし、なぜ犬に首輪をつけるのかと問われるとうまく答え…
あなたが得意で大好きな事を人から褒められた時、どんな気持ちになりますか?それがあるいは誰かの力になったと実感した時、あなたはとても嬉しくて誇らしい気持ちになるでしょう。大好きで得意な事に共感されたり褒められたりした時の気持ちは我々をとても…
犬を厳しくしつけるのが苦痛だと言う人は近年増えてきたように思います。犬と暮らす人のほとんどは犬を殴りつけたり、電気ショックを与えたりして、苦痛を与えてしつけをすることをしたくないと思っていらっしゃるでしょう。 こういうと、「犬を甘やかしたら…
まぐろさん母ちゃんの大切な大切なムスメ、まぐろさん。生まれて来てくれてありがとう。そして、母ちゃんのところへ来てくれてありがとう。 まぐろさんとはじめて会った時、母ちゃんは犬を飼う気なんかあんまりありませんでした。 まぐろさんのおじいちゃん…
体力の弱った老犬は感染にかかりやすいものです。 日々弱っていく相棒の姿をみると、何か病気にかからないかと心を痛めることも多いことと思います。実際、母ちゃんがそうでしたから。 特に細菌やウイルスなどを起因とする「感染症」に関しては、犬だけでな…
老犬と暮らしたり、老犬の介護をしているとぶち当たるのは、孤独感です。 老犬介護の一番の敵かもしれません。 覚悟を決めて愛情を持って接していても、日々怒涛のように押し寄せるトラブルに翻弄され、そんな自分に嫌気がさしたりして、心はどんどん疲弊し…
前述の「無駄吠え」についてをもう少し深く掘り下げてみたいと思います。お散歩でほかの犬とすれ違ったり、バイクとすれ違ったりした時、家に誰か人が訪ねて来た時、火がついたように吠える犬をよく見ます。 まぐろさんはそんな時でさえ吠えませんでした。 …
「吠えない犬がいいね」譲渡会に行くと良くそういう話を耳にします。実際、うちのまぐろさんの面倒を母ちゃんの留守の時などにしてくれた後見人の方も言っていました。「まぐろさんは吠えない犬だったね」しかし、世の中に吠えない犬など居ません。これが母…
まぐろさんが逝ってしまって11/29で1ヶ月経ちました。 胸をぎゅっと絞られるような悲しみや、喉のずっと奥のほうが軋むような寂しさは、1ヶ月経ってもまだ時々母ちゃんを突然襲います。 それは突然フワッとやってきて、またフワッと去っていきます。 愛犬の…
我が家の娘はたまたま人間ではありませんでした。 そう、「人間」ではないのです。犬は犬として家族です。まぐろさんが犬だからと言って家族としての差別はあってはなりません。しかしです。だからと言って、まぐろさんは「犬」なので「人間」として大切にす…
先先代のうちの犬のリリー(通称、りり子)は誇り高いイングリッシュポインターでした。 彼女とのお別れはかなりはっきりと覚えています。そしてまぐろさんとのお別れの時、真っ先に思い浮かんだのがりり子とのお別れの瞬間でした。 (adsbygoogle = window.a…
死を直前に迎えて、食事を摂らなくなったり、水を飲まなくなる犬はたくさん居ると思います。犬は言葉を喋る事ができません。突然食事を摂らなくなった犬に対して、飼い主さんはとても困惑します。なんらかの身体的原因で食べない場合は、食事介助で食べるよ…
【Lemon/米津玄師】愛犬まぐろさん追悼【スライドショー】 母ちゃんのグリーフワークのいっかんとして、まぐろさんのスライドショーを作成しました。 この曲の歌詞は犬を看取った方にとってはたいへん心に刺さる歌詞だと思います。
この度は、我が娘、まぐろの死を悼み、暖かい言葉の数々を本当にありがとうございます。 ひとつひとつのお言葉を読み、それを胸に落とし込むたびに、心の中に空いた穴の一部が埋まっていく思いでした。 皆さまの中にまぐろさんの事が残っているというのが、…
まぐログシニア!ご愛読者のまぐろさんファンのみなさまに大切なお知らせがあります。 本日、10/29、まぐろさんは虹の橋のたもとに旅立ちました。 秘密結社老犬倶楽部天国支部への出張となりました。 最後には食事介助などもありましたが、みなさまの応援の…
災害が起こって命の危機を感じた時、家族全員の安全を考えない人はほとんど居ないと思います。もちろん動物を家族だと思う人々にとっては、その家族である動物の安全を考えることはごく当たり前の事です。言い方は悪いかもしれません。誤解を恐れずにはっき…
犬の床ずれは、アッというまにできてしまいます。 犬は本当に歩いたり走ったりするのが大好きです。母ちゃんも、犬が走るのを見るのはとても好きです。嬉しそうに満面の笑みで走る犬を見ていると、こんなに美しい動物がこの世にいるのかというぐらい感動して…
犬はとても健気な生き物です。裏切られても裏切られても、頑なに飼い主さんに愛を注ぎます。私たち犬と暮らす人間は、そんな犬たちに、いったい何をしてあげられるでしょうか。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 虐待されても飼い主を信…
まぐろさんが立てなくなった時、一番に考えたのは、「どこに寝かせよう」でした。 寝たきりで動けないからこそ、快適な寝床で過ごさせてあげたいと思うのは、大切な愛犬を思う飼い主さん共通の気持ちなのでしょう。自分で動ける犬であれば、自分で自分の過ご…
ほとんどの動物にとって命を繋ぐためにどうしても欠かせないものは水分です。 身体のほとんどが水分で構成されているので当たり前と言えば当たり前なのですが。 しっかりとした食事としてドライフードが普及している今、ドライフードを基本にしている家庭で…
老犬を介護する上で一番の悩みポイントになるのがトイレでしょう。 若い犬の頃でもパートナーのトイレのしつけで悩む人は多いようですが、きちんとトイレができていた犬でも、日に日にトイレの問題が増えていき、最終的には自力で排泄することさえ困難になっ…
つい昨日までできたのに……老犬と暮らしていると、そんな事が多くなってきます。まぐろさんも、階段が降りれなくなり、ソファに上がれなくなり、お座りの姿勢が保てなくなり、ついには自力で起き上がれなくなり、今では寝たきりです。まぐろさんは、驚くほど…
ここ何年か、まぐろさんの住む地方では連続で豪雨による災害に見舞われています。 災害は、ある日突然、私たちの前に現れてあっという間に全てを奪っていきます。 数時間前まで確かにそこにあった平穏な日常が突然崩れるのです。 今年も梅雨の時期になり、早…
寝たきり老犬の排泄介助はとても大変です。 歩行補助で歩ける場合もやはり違う大変さはあるのですが、寝たきりになると、他の大変さも併発してしまいます。 まぐろさんはオムツをするのがあまり得意ではなく、ヘタをするといつのまにか、脱いでしまったりし…
ここのところ急に気温が上がって来ました。 つい最近まで、ヒーターで暮らしていたような気がするのに、真夏のような暑さです。 人間でも堪えるこの暑さ。 犬たちはどうなのでしょうか? これから、本格的な夏がやってきます。 まぐろさんもすっかり体力が衰…
老犬と暮らす人ならば、誰しもが毎日意識するのは、"死"というものです。 老犬と暮らしていると穏やかな時間の隙間にじわじわと落ちて来て、水の中に落としたインクのように広がるその得体の知れない恐怖を一度は経験した事があるでしょう。 それは、夕暮れ…
老犬介護は迷いと決断の連続です。 苛立ちや寂しさと、老犬介護をする飼い主さんは日々戦っていらっしゃいます。 大丈夫、我々は孤独ではありません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 老犬介護で心が疲れてしまう前に 老犬介護で一番の…
ほぼ歩けなくなったまぐろさんは、まだ前足は割と元気に動きます。ですので後ろ足を補助してやれば、ある程度自力で歩行することが可能です。犬が歩けなくなるとわかることですが、大型犬や中型犬においては、寝たきりというよりも、一部の運動機能が衰え、…
最近では犬は室内で飼うというのがだいぶ一般化してきました。喜ばしいことですが、それに伴い、トイレのしつけで四苦八苦する飼い主さんも多く居るようです。中にはノイローゼ気味になる飼い主さんも居るようで、心が痛みます。うちでは、トイレのしつけを…