老犬介護は後悔と反省の連続です。
老犬の衰えていくスピードは想像以上に早く、絆が強ければ強いほど、飼い主さんの気持ちが追いつきません。
特に寝たきりになってからは、準備もままならないままで弱っていく愛犬のお世話に追われることになります。
しかし、この経験は次にまぐろさんがまた母ちゃんの元に戻って来た時に、大きな助けになると思います。
まぐろさんの母ちゃんが介護中にあったら良かったと思ったことを考えてみたいと思います。
寝たきり老犬の食事介助を正しい姿勢で
まぐろさんは自力で全く身体が起こせなくなったのは最後の一週間くらいでした。
寝たきりになってからもうつ伏せの姿勢は割と長く保つ事ができましたので、クッションを当てて自力で食事をすることができました。
しかし、このクッションに関してかなり試行錯誤がありまして、食事をするのに無理のない体勢を作るのにかなり時間がかかってしまいました。
少しの間でも身体を起こすというのは、老犬にとっては大切なことで、床ずれの予防にも繋がります。
できれば早い段階でこのクッションによる姿勢保持ができることが望ましい思います。
犬にとって最適な食事の姿勢を保持する
寝たきり老犬にとって最適な食事の姿勢とはどのようなものでしょうか。
もちろん、犬は人間と身体の構造が明らかに違いますので、楽な食事の姿勢というものは違います。
犬に食器台は必要か? - まぐログ!シニアという記事でも紹介しましたが、犬には食事をするのに楽な姿勢があります。
もちろん、元気な若い犬と寝たきりの老犬とでは取れる体勢も変わりますので、寝たきり老犬の場合は違った工夫が必要です。
何度もいうようですが、早い段階でその食事の姿勢がとれる準備をしておくのは、食事介助をする飼い主さんのみならず、犬にとっても、そうでなくても増えるストレスを軽減することに繋がると思います。
食事介助で楽な姿勢を保持するクッション
この犬の食事をするのに楽な姿勢というのを考えて作られているクッションがあります。
もちろん家にある物で対応することは可能ですし、それでも充分大丈夫ではあります。
けれども調整をかけたりするのが大変で、時間がかかってしまうこともあります。
犬の平均寿命が延びた現在では、老犬介護のグッズの中に姿勢を保持するモノが多くあります。
特に寝たきりの食事介助ではまず犬が立っているのに近い姿勢が保てることが必要になります。
最近では犬用の車椅子で食事介助をする方も増えていて、最後まで車椅子での食事介助をするご家庭も多いようですが、うちでは車椅子を使う事はなかったので、クッションでの対応になりました。
老犬介護は経験しないとわからない
老犬介護というものは、経験してみないとわからない事がたくさんあります。
まぐろさんの母ちゃんも、がっつり介護というものを経験したのは今回が初めてで、後々に気がついたことも多くあります。
準備しておけば良かったなあと思うこともありますので、経験者のお話を聞くことはとても大切だと思います。