2020-01-01から1年間の記事一覧
人生最高の相棒であったまぐろさんが亡くなって丸一年が経ちました。 あの日の事はいつでもぼんやりとした夢のようで、でも時々、生活のあちこちで急に襲ってくる感情は、寂しさという言葉だけで表しきれるものではありません。 今でも突然、胸の奥が軋むよ…
老犬介護が終わるという事はすなわち心にポッカリと大きな穴があくという事です。 母ちゃんももちろん例外ではなく、寂しいと思わない日はない時間を過ごしていました。 そんな中、犬母ちゃんのところに小さな仔猫がやって来たのです。 それは、寂しさに喘ぐ…
近所の花壇で2日ほど泣き叫んでいた仔猫を保護しました。 つい先日まで老犬と暮らしていた母ちゃんは猫育てに奮闘中です。
うちの犬は本当にうちの犬で幸せなのか。 犬と暮らす人……特に老犬と暮らす人は常にその心に刺さった小さなトゲのようなモノが痛む事は多かれ少なかれあるはずです。 犬は人間の言葉を話すことはありません。 けれども、全力で犬と向き合ってきた人たちなら知…
時事ネタや社会へのメッセージの強いもの。流行などをできればあまり取り上げたくない私、まぐろさんの母ちゃんでさえ、看過できないほどの未曾有の事態に世界が喘いでいます。 正確には、世界の「人間というもの」が喘いでいるのですけれども。 人間の社会…
社会がうまく機能するためには、それをまとめる優れたリーダーが必要です。 ですが本来リーダーというのは支配者ではありません。 力で屈服させ、恐怖で支配する人の事をリーダーとは呼びません。 群れというのは原始的で根本的な「社会」です。 群れが村に…
日常を過ごしていると、私たちは、時間が流れている事をあまり気にすることがありません。 もちろん人間は、時間というものを意識して過ごしているのですが、それは人間が決めた計測できる時間であり、カップラーメンを作る時間であったり、お仕事が終わる時…
犬より先に死んじゃダメです。 我々飼い主の本当に大事な留意すべき心構えは 「犬より先に死なない事」 犬の時間はとても早く進みます。 本来であれば犬の最期を看取るのは飼い主さんの役目です。 思い描いた理想のお別れを全うするためには、飼い主さんが先…
相手がなぜそういう行動に出てしまったのかを知ろうとすることで解決することはまだまだたくさんあります。 我々、犬の飼い主は、時々、相棒が「犬」であるという事実を忘れてしまいます。 それは父親が子供の事を子供だと忘れてしまうのと似ています。 父は…
今までたくさんの動物と暮らして来ました。 それは同時にたくさんの死と向き合ったということです。 それもあってか、まぐろさんと暮らす前までは、「私はペットロスにならない」という謎の自信を漠然と持っていました。 いつからでしょうか。 明るい陽の光…
健康で清潔に保たれた犬は、悪臭がするという事はほとんどありません。健康で清潔な若い犬を、ニオイを原因に部屋に入れずに外で飼うという必要は、ほとんどないと言ってもよいでしょう。外で飼っていると悪臭がする場合がありますが、これは室内で飼うより…
最強の相棒がいれば、人生は最高の冒険だ まさにその通り。 この春、ディズニーの春映画として公開された野性の呼び声|映画|20世紀スタジオ公式の予告編を観た。 私が小学生の時に読んだ小説の映画化だったからだ。しかも、何故か私はディズニーが手がける…
私は相棒と胸を張って言える愛犬を亡くして途方に暮れている。 たぶん、私の心を充分に満足させるには「もう一度会いたい」という欲求を満足させる必要がある。 だがそれは現実的に不可能だ。 現実的に不可能であるからこそ、途方に暮れるのだ。 愛犬を亡く…
老犬に楽しく穏やかな最期を迎えてもらいたいと思うのならば、老犬の失った自信を取り戻すお手伝いをしてあげることが一番です。 老犬はなにかと自信をなくしてしまいがちです。 今までできていた事ができなくなるのですから、それは当たり前でしょう。 犬は…
いつも、まぐログ!シニアをご愛読いただき、誠にありがとうございます。 この度、こちらの設定ミスにより、数日間、当ブログのほうが正アドレスで閲覧できない状態にありました。 はてなブログのほうから直接のご訪問は可能であった可能性がありますが、外…
大切な愛犬が亡くなった後の喪失感はなかなか癒えることがありません。 心を救うものはなんであれ必要です。 できればそれは負の要素を含んだものではなく、理想的なまでに「正」であるほうが良い。 これは現実問題ではなく、「傷ついた心」を救う手段だから…
愛犬が7〜8歳を超えた辺りから、急にお別れの足跡が大きく聞こえてきます。飼い主さんは自分の相棒と少しでも長くいっしょに居たいと強く思うようになります。その優しい足掻きは、時に自分の選択を揺るがす事になります。老犬になってからは、1分1秒でも長…
10月30日の朝方、まぐろさんの身体を空に返しました。 うちの父が昔から言ってた、思いが残るので早く荼毘にふした方が良いというのを守ったカタチになります。 眠るみたいに、本当にいつあっちに行ったのかわからないくらいで、息をしない冷たい身体のまぐ…
犬が寝たきりになると、あっという間に床ずれになってしまいます。 本当に驚くほど進行が早いです。 ある程度覚悟はしていましたが、さすがの母ちゃんも床ずれのできるスピードにびっくりしました。 ですから介護マットは必須と言っても過言ではありません。…
どんなにかけがえがなく愛情があり、覚悟ができていても、老犬介護はとても大変で生半可なものではありません。 老犬介護に疲れ果ててしまう飼い主さんの話もよく聞きます。 実際、まぐろさんの母ちゃんも何度も心が折れそうになりました。 老犬介護は経験し…
吠えるというのは犬にとっては、音声を使ったたくさんのコミュニケーションのひとつです。 犬と暮らす人間は、犬が吠えるのを喜ぶことが少なからずあります。 誰かが自分たちの家に近づいてくる事を警告したり、犬が自分のして欲しいことを知らせたり伝えた…
何かにとりつかれたように強迫的に過度に吠える犬がいます。 スイッチが取り除かれたり、警報としてのトリガーが失われたにも関わらず、まるで何かにとりつかれて狂ったように繰り返し吠える犬です。 この吠えに至った犬を人間が判断するのはとても容易です…
長い間自分の要望が伝わらなかったり、愛情や関心が注がれない場合や、禁止事項ばかりが雨のようにいつも降ってくる場合に吠える犬が居ます。 人間の子供でもいつもいつも禁止事項ばかりを言われるとフラストレーションが溜まります。 それが爆発するとカン…
犬を飼う時に必要なお金は年々高騰していくように思います。 犬と暮らすことができるのはお金持ち。 おかしな話です。 お金持ちだけが犬を飼うことができるのならば、犬を飼うというのは憧れの高級車を持つのと同じようにステータスという事になってしまいか…
ある種の犬は挨拶したり歓迎したりする時に吠えます。 音声によるコミュニケーションを主として学習してしまった犬は、人間や他の犬を歓迎するために激しく吠える場合があるのです。 歓迎の意味合いで吠える時、彼らはリラックスしていますし、やたらと尻尾…
要求吠えは、食べるモノやオモチャ、あるいは自分への注目、遊びなどあらゆる犬の欲求を飼い主や家族や他の動物に要求する時に起こる吠えです。あらゆる「無駄吠え」と言われる人間が強化した吠えの中でも、人間が意図的に強化したものでは無い吠えですが、…
あなたの相棒である犬が、音であろうが見たモノであろうが背景に関係なく、なんでもかんでも吠えるようにみえる場合は、おそらくその吠えは警報のための吠えです。 警報のための無駄吠えを予防するには犬の環境を管理するのが一番です。警報のために吠える犬…
犬は縄張り意識を持っています。 そして、縄張りを守るために過剰に吠えるという場合があります。犬だけでなく人間や他の動物も縄張り意識を持っているものが多いでしょう。生活圏を安全に守るというのは生き物の本能であり、人間も常に行っている行動です。…