まぐログ!全力犬暮らし

大切な相棒……老犬との愛しい最期のひととき

犬の瞬膜が戻らない?!瞬膜の異常は何故起こるのか

犬の瞬膜については前にお話したと思います。

誰あろうまぐろさんも、老犬と呼ばれる年齢になってから瞬膜の戻りがすっかり遅くなってしまいました。
若い頃にはその存在を意識したこともなかったのですが、寝起きで瞬膜の戻りが遅い時などはとても気になります。
そこで、この瞬膜について少し調べてみました。

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チェリーアイ以外の瞬膜異常

前の記事でも触れましたが、瞬膜の異常で一番耳にしたり目にしたりする事が多いのがチェリーアイです。
これは遺伝であったり、犬種によってなりやすい犬もいるようですが、チェリーアイ以外にも、瞬膜の異常が見られることがあります。
瞬膜に異常が見られると、目が見え辛くなったり、最悪、目が見えなくなったりします。
最初に、この瞬膜を見た時は、母ちゃんもとてもびっくりしました。
人間を長い間やっているとあまりお目にかかるものではないからですね。
たぶん、こちらを読んでくださっている方も、最初はとても驚いた方がほとんどだと思います。
しかし、犬の瞬膜は犬が健康であればほとんど見ることがないので、見たことがないのは当たり前です。
チェリーアイなど、瞬膜に異常が出て気がつく方も多いようです。

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老犬の瞬膜が戻らない?!

まぐろさんもそうですが、年齢を経ると、瞬膜の戻りが鈍くなります。
寝起きの時などに、今まで見たことのない瞬膜を度々見るようになります。
しばらくして戻る場合は問題ないのですが、これがなかなか戻らない場合があります。
もちろん、瞬膜が戻らないと他の病気を併発する危険が高まりますので、瞬膜が戻らないという場合は、しっかりと経過観察してください。
ほとんどの場合は、しばらくすると、瞬膜は戻ります。
朝寝起きの場合や、体調の悪い時は特に戻りが遅いようです。
体調のバロメーターにもなりますので瞬膜が時間を経過しても戻らない場合は、他に身体に異常がないかチェックしましょう。
目の清潔を保ち、いつまで経っても戻らないという場合は獣医さんに相談するのが懸命です。
瞬膜の意思は原因不明の場合も多く、しばらくすると戻ることも多いので、なかなか厄介です。

ホルネル(ホーナー)症候群とは

いくつかの異常のひとつで代表的なものに、ホルネル症候群という病気が原因のものがあります。
ホルネル症候は、瞬膜の突出の他に、上の瞼が垂れさがったり、眼球が陥没したり、瞳孔が縮んだりするという症状がみられます。
瞬膜突出の他に、上記のような症状が見られる場合は、ホルネル症候の疑いがあります。
しかし、ホルネル症候は原因が不明の場合が多く、原因不明の場合だと、これといって有効な予防策もありません。
原因不明の場合は自然に戻ることがほとんどですが、期間が決まっているわけではないので、長引く場合は獣医さんと相談の上、他の病気を併発するのを防ぐ対策をし、しっかりと経過観察するようにしましょう。
ホルネル症候群は目の副交感神経の異常で発生する病気なので、例えば、神経への外傷や感染症などが原因だとわかっている場合もあります。
この場合は、その原因に早めに対処し、治療するようにしましょう。

 

犬の瞬膜の異常は神経の異常で起こる

瞬膜が戻らない、または戻りが遅い場合の直接の要因は、目や目の周りの副交感神経の異常です。
神経が炎症を起こしたり、傷ついた場合にもよく起こりますし、瞬膜に繋がる副交感神経の神経伝達が年齢によって鈍くなり、戻らないという場合もあります。
老犬の瞬膜が戻らなかったり戻りづらかったりする場合のほとんどは、自然と戻ることが多いのですが、稀に戻らなかったり、きちんと瞼に収まらなかったりする場合があり、この場合、チェリーアイを起こしたり、眼球を瞬膜が覆ってしまったりして目が見え辛くなってしまったりします。
原因がわからない場合、病院に行っても対処方法が限られてしまい、なかなか不安になりますが、どちらかというと併発する病気のほうが怖いので、獣医さんの指導のもと、しっかりと経過観察やケアをしてあげましょう。

犬の神経の炎症を抑える食事

瞬膜の異常は、目の周りの神経などが炎症を起こしてしまっていたりする場合も多いですし、老犬になってくると、そうでなくても色々なところが炎症を起こしやすく、膀胱炎にもなりやすくなります。
普段の食事で炎症を抑え、体の抵抗力をあげて、神経の異常に対処することは、老犬が長生きする秘訣と言えます。
神経の炎症を抑える食事としては、下記のようなものが挙げられます。

オリーブオイル
クランベリー
シャケやサバ、まぐろなどの脂

詳細は機会があれば是非、書いてみたいと思います。
機会というか、母ちゃんのモチベーションと頭の中がまとまるかにかかっておりますがw

犬の瞬膜の異常と首や肩の神経炎症の関係

瞬膜の異常は目の周りの神経炎症の他に、首や肩の神経炎症から来るものが多いようです。
犬の食事の仕方は首の神経に負担をかける危険の高いものです。
普段からしっかりと観察し、食事台を利用するなど対策をしましょう。
また、前脚が開き気味の犬だと、その危険性も増加します。
年齢をとって、後ろ脚が弱くなってくると、前脚に体重がかかり、肩や首周りを痛めたりという事もあります。
後ろ脚が弱くなって来た場合にも、食事台を利用し、出来得る限り、犬の肩や首にかかる負担を軽減してやることが必要になります。

 

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犬の瞬膜の異常と外耳炎内耳炎の関係

耳の垂れた犬は、外耳炎や、それに伴う内耳炎を発症する危険性が高いです。
外耳炎や内耳炎も、瞬膜の異常には関係があります。
特に、耳の垂れた犬は、普段から耳の清潔を保ち、耳のトラブルがないように気をつけておくことが必要です。

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犬の瞬膜の異常と歯槽膿漏の関係

口腔のトラブルも犬のには多いトラブルです。
歯槽膿漏も瞬膜の異常に関係があります。
若い頃から歯磨きを習慣づけ、ハズバンダリートレーニングなどで、ストレスなく清潔に保てるようにしておくべきです。
最近では、犬用の歯磨きグッズも色々なものが販売され、歯のケアもしやすくなっています。
楽しく歯のケアをして、歯槽膿漏などの口腔トラブルのないようにしてあげましょう。

老犬の自然治癒力を高める

以上のように、瞬膜の異常は色々な病気と密接に関係しています。

瞬膜が戻りにくかったり、戻らなかったり、突出してしまった場合は、原因がわからず、自然と元に戻ることも多いのですが、決して軽視はせず、しっかりと経過観察して、身体のトラブルを解消してあげるようにしましょう。

特に老犬になった時には、複合的な身体の異常が見受けられるようになると思いますので、飼い主さんのほうで、犬のストレスや身体のケアをしてあげるようにしましょう。

普段から、犬の自然治癒力や抵抗力を高め、身体のトラブルに強い犬に育てていきましょう。

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