犬が寝たきりになると、あっという間に床ずれになってしまいます。
本当に驚くほど進行が早いです。
ある程度覚悟はしていましたが、さすがの母ちゃんも床ずれのできるスピードにびっくりしました。
ですから介護マットは必須と言っても過言ではありません。
しかし、このマットも選び方によっては全く役に立たない事もあります。
相棒のために少しでも楽に過ごせるマットを選ぶのは、飼い主さんにとっては必然と言えるでしょう。
- 老犬介護マットレスは専用のものを
- 老犬介護用マットなら高反発と低反発どっちが良いのか
- 防水シーツで老犬介護用マットをカバーするのがオススメ
- クッションとの併用で足先の床ずれにも対処
- 若いうちから快適睡眠を考えてあげても良いかも
老犬介護マットレスは専用のものを
実は母ちゃんは、最初、人間のお布団を流用しようと思っていましたが、動けないということが進行してくると、やはり身体の圧力が一点にかかってしまい、その部分が壊死してしまうので、褥瘡が浅いというだけで、床ずれはできてしまいます。
一度できてしまった床ずれは、マットを適切なものに変えたとしてもなかなか治りません。
さらに人間用のお布団は割と動いてしまうので、老犬がはみ出してしまうと、床ずれはできてしまいます。
より快適にということなら、やはり老犬介護専用のマットを選んだ方が良いかもしれません。
そして、犬のサイズにあったものを選んであげる事が大切です。
犬は何故自分が動けないのかわからず、もがきます。
脚がはみ出していると、ものすごく簡単に床ずれを作ってしまうのです。
老犬になった時の事も考えて若い時にベッド選びするのも良いかもしれませんね。
老犬介護用マットなら高反発と低反発どっちが良いのか
体圧分散マットレスは低反発のものと高反発のものがあります。
老犬介護のために選ぶならどちらを選んだら良いかという話ですが、これには既に答えが出ていて、老犬介護のための体圧分散マットレスは高反発のものが良いようです。
「高反発マット」の寝たきり犬体圧分散効果を検証|2017年|ニュースリリース|企業情報|ユニ・チャーム
ユニ・チャームさんの実験で明らかになった事のようで、まだ自力で動ける老犬も、完全に寝たきりの老犬においても、高反発マットレスのほうが体圧分散効果が高かったということです。
また、同検証では、ペットシーツを敷いた場合の体圧分散効果も検証され、高反発マットレスだと体圧分散効果が落ちないことがわかっています。
防水シーツで老犬介護用マットをカバーするのがオススメ
老犬は、排泄の介助も大変で、老犬介護の苦労を少しでも減らすためには、老犬介護用のマットレスを少しでも清潔にたもつことが必要になってきます。
そこで、人間介護用の防水シーツが大活躍します。
我が家では防水シーツの上に人間用の尿取りパッドを敷くという対処方法をしていました。
防水シーツにも色々とあります。
使い捨てのものや一部をカバーするものなどです。
防水シーツは全面防水のものがオススメです。
これは本当に人間用のもので構いません。
薄手でズレにくいものがたくさん出ていますので、状況や選んだマットに合ったものを併用してください。
クッションとの併用で足先の床ずれにも対処
実は一番厄介なのが足先の床ずれで、まぐろさんは、寝たきりになる前からホントにちょっとした事で床ずれができてしまっていました。
まぐろさんの場合は、クッションと靴下、くっつく包帯で対処していましたが、全く動けなくなった後半は、クッション を抱き枕のように抱かせていました。
これに関しても、ペティオさんがビーズクッション などを販売してくださってるようです。
母ちゃんは靴下型のストッキングにワタを詰めて自作したりもしていましたが、老犬の多い現代では、色々な床ずれ防止クッション が出ているようです。
若いうちから快適睡眠を考えてあげても良いかも
うちのまぐろさんは、本当におうちの中で好き勝手なところで寝ていたのですが、ちゃんと寝床を決めて睡眠をとる犬であれば、若いうちから体圧分散や通気性、ダニ対策などを考えて、寝床になるマットを選んであげてもよいかもしれません。
犬は人間よりももっと睡眠をとる動物です。
人生の多くをしめている睡眠時間をもっと快適に過ごさせてあげたいものです。