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大切な相棒……老犬との愛しい最期のひととき

犬に首輪は必要なのか?首輪のメリットデメリット

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人間社会において、犬に首輪をつけるという事は、ある意味で犬にとってとても大事なことです。
海外であろうが日本であろうが、犬に首輪がついている事に違和感を持つ人はほとんどいないと思います。
しかし、なぜ犬に首輪をつけるのかと問われるとうまく答えられる人は少ないのではないでしょうか。
犬を飼ったら当たり前のように首輪をつけます。
ひと昔前ならば、犬は外で飼うものというイメージがありましたので、犬をしっかりと係留し、脱走を防ぐために首輪が必要であったのは、理解できます。
けれど、現代では犬を室内で飼う事が当たり前になってきました。
それでも何故首輪をつけるのでしょうか。

 

首輪は犬が犬として人間社会に帰属する家族の証

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結論から申しますと、犬を室内で飼う場合も首輪、もしくは首輪と同じ役割をするものは必要です。
では首輪とは犬を係留するため以外に、どのような役割を持っているのでしょうか。
犬に首輪をつけるということは犬にとってどのような意味があり、首輪をつける事によってどのような効果が得られ、どのような不都合が出てくるのでしょうか?

首輪がついていれば飼い犬だと判断できる

目の前に突然現れた知らない犬が首輪をつけている場合とそうでない場合、あなたは一番最初に何を考えますか?
ほとんどの人が、首輪をつけている犬は飼い犬、つけていない犬は飼い主さんの居ない犬だと、咄嗟に判断するのではないでしょうか。
あるいはそれが首輪でなく、バンダナやハーネスであっても同じです。
殺処分を減らすという目標を達成するために改善されるべき事態に「犬を迷子にさせない」というものがあります。
そのために犬は庭で飼われていた頃からしっかりと係留しなければなりませんでした。
犬の首に印をつけるというのは、出来得る限り、犬の運動を邪魔せずにできる考え得る「その犬が飼い犬である」という印になります。
飼い犬であるという認識であれば、保護をする時に発見者の対応も、全くの野犬を保護する場合と変わってくるでしょう。
しかも、首輪やハーネスなどを装着している場合、保護するためのコントロールも少し楽になります。
もちろん、首輪に迷子札や鑑札などを付与することにより、その犬が飼い主さんのところへ早急に帰れる確率もぐんと高くなります。
うちの子に限ってという考えは誰しもにあることですが、ツイッターなどを見ていても、迷子の犬は後を絶ちません。
そして飼い主さんの元へ帰れない犬もたくさんいます。
犬に首輪やハーネスなどを装着し、迷子札や鑑札を付与さることは、その犬を守るという意味でとても大切なことです。

首輪をつける事によって犬は理性的になる

洋服を着せたり、首輪をつけたりすると大人しくなるという犬の話を時々耳にします。
盲導犬はハーネスをつけるとお仕事の顔になるとかも有名な話ですし、介助犬や救助犬も専用のハーネスを装着するとお仕事モードになります。
人間でも、うちに帰って洋服を全部脱いで素っ裸になるととても解放感がありますよね。
お仕事の制服を着ると気持ちがシャキッとしてやるぞ!というテンションになったりします。
海外の保護団体でHope For Paws - Official Rescue Channel - YouTubeというのがあって、この団体さんの保護の様子を動画でみていると、ラッキーリーシュというリードを首にかけると一部の犬の表情が変わるのがわかります。

首輪をつけるのは、一般的な犬にとって、人間社会に帰属するという合図なのです。
ですから、首輪を外すとはっちゃけて手がつけられなくなる犬もたくさんいます。
首輪をつけると犬は理性的になりやすいのです。
理性的になってもらわないと、コマンドや飼い主さんの呼びかけはとても入りづらいものです。
首輪をつけて理性的になってもらうことは、犬を人間社会でコントロールするにはとても大切な事です。

首輪という形状のデメリット

首輪を装着してリードをつける最大のデメリットは犬の頸椎に損傷を与える事故に繋がり易いということです。
もちろん首を圧迫することによる呼吸器への負担も考えられます。
リードに係留された犬が急に動き出したりした時にこういう事故は起こりやすいものです。
直接首輪にリードを係留している場合、負担は全部首にかかります。
急に飛び出す犬などにはハーネスを装着したダブルリードなどの対処で負担を軽減する方法があります。

首輪という言葉に対する違和感

日本語の首輪という言葉のイメージもあまりに悪いものですね。
犬の首輪は、英語ではcollarやchokerと言って人間に使うものが多いです。
襟や首飾りなどに使われるものです。
日本語では「犬の襟」とか「犬の首飾り」と言ったりはしません。
だいたい「首輪」と言います。
この「首輪」という言葉のイメージが、係留したり拘束したりする窮屈で悪いイメージがあると母ちゃんは思います。
人間社会に帰属するという合図であるのならば、首輪は犬にとってネクタイです。
そういうイメージで首輪を選んであげると、とても楽しいかもしれませんね。

首輪以外で首輪と同じ効果を得る

ご存知の通り、まぐろさんは後半ほとんど首輪をしていませんでした。
トレード・マークは赤いバンダナ。

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病院でもらってきてしまったノミを退治するためにペニーロイヤルミントを仕込んだバンダナを首に巻くという方法を母ちゃんが編み出してから、ずーっとバンダナを首に巻いていました。

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まぐろさんのバンダナを選ぶことは母ちゃんの楽しみの1つでもありました。
後半はほとんどハーネスでお散歩していましたし、さらにまぐろさんは見ての通りジェントルリーダーに慣れてしまっていたので、ジェントルリーダーでのお散歩が多かったので、首輪ほど丈夫なものを首に巻く必要がありませんでした。

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マイクロチップを入れて個体識別のできるようにした犬の場合、首輪が首輪の強度をしている必要はありませんよね。
前述したような理由で犬に首輪と同じ機能のモノをつける場合、飼い主さんのアイデア次第でとても楽しいものになると思います。
そしてその飼い主さんの楽しいは確実に犬にも伝わります。