まぐろさん (@magurogu_fun) | Twitterは、歳をとってから、腹這いで顎を床につけて寝ることが多くなりました。
ツイッターやブログで老犬のお友達のところに行くと、やはり腹這いで床にべったり身体をつけていることが多い。
なんでだ?
疑問に思った母ちゃんは調べて考えてみました。
犬が床に顎をつけて眠る理由
犬は耳以外でも色んなところから情報をキャッチしているようです。
犬はよく地面に顎をつけて眠ったり、その体勢で休んだりしていて、その姿はすごく愛らしいものであったりするわけですが、何故あの体勢になるのでしょうか。
もともと、犬は危険をいち早く察知したり、獲物の場所を感知して人間に教えることで人間とのバディな関係を築いてきました。
眠っている間も、レーダーを張っていることは想像に難くありません。
あの体勢は、地面から伝わる振動を出来るだけ多くキャッチするためのようです。
地面に触れる面積を増やして、足音や、何かが動く情報などを出来るだけたくさん集めるためです。
あの可愛らしい体勢にも理由があるわけです。
老犬になるとキャッチできる情報が減る
老犬になってくると、耳も遠くなり、目が見えなくなるコもでてきます。
キャッチできる情報量がものすごく減るということです。
今まで聞こえていた足音や物音が聞こえなくなり、今まで見えていたものが見えにくくなると、危険や嬉しいことが起こる前触れや、そういった予測をするための情報が入りにくくなります。
犬は本能的に、もっと情報を知ろうとするはずです。
危険察知などの予測ができないと不安になるのも当然です。
今までヘソ天で安心して寝ていた犬も、なかなかそれをできなくなるでしょう。
老犬がヘソ天で眠らなくなるのは、飼い主さんに対する不安が増したわけではなく、自分の身体の変化に対しての不安が増したという当然の行動かもしれません。
老犬が腹這いになるのは補聴器やメガネの代わり
要するに、老犬になって腹這いの体勢で眠ることが、増えるのは、補聴器やメガネを装着するようなものではないでしょうか。
人間は耳が聞こえづらくなった場合、補聴器などで補います。
人間は目が見えづらくなった場合、メガネやコンタクトレンズで補います。
それと同じように、犬も衰えた機能を、なんとか補完したいと思うのも当たり前のことかもしれません。
聞こえづらくなった耳や、見えづらくなった目の感覚を少しでも補うために、犬は身体に伝わる振動でそれを少しでも多くキャッチしようとしているのではないでしょうか。
老犬が腹這いになって眠るのは飼い主さんの動きを知るため
ただただ危険を察知することができない不安から腹這いで眠るわけではないと思います。
今まで耳で聞き、目で確認していた大好きな飼い主さんの動きをできるだけ多く知るために、犬は腹這いで眠ることもあるでしょう。
美味しいものをくれる予測ができる物音や気配を、犬は敏感に察知します。
大好きな飼い主さんが外から帰ってきた時、トイレから出てきた時。
大好きな飼い主さんの動きを、老犬は知ろうとしているのでしょう。
そう思うと、あの寝方に対する愛おしさはまた一段と増してしまうような気がします。