まぐログ!全力犬暮らし

大切な相棒……老犬との愛しい最期のひととき

犬との同行避難〜いつもいっしょに〜

ここ何年か、まぐろさんの住む地方では連続で豪雨による災害に見舞われています。
災害は、ある日突然、私たちの前に現れてあっという間に全てを奪っていきます。
数時間前まで確かにそこにあった平穏な日常が突然崩れるのです。
今年も梅雨の時期になり、早速、避難勧告が出される地域もでてきました。 身近でそれが起こり、さしもの母ちゃんもホントに色々考えざるを得ないことになっています。
知らないことが多いと、人はパニックになります。
パニックになると、正しい判断が出来なくなります。
大切なまぐろさんを守ることが出来るのは、母ちゃんだけです。
大切な愛犬を守ることが出来るのは、飼い主さんだけです。

同行避難〜いっしょに逃げてもいいのかな?〜

日本という国では基本的に、ペットとの同行避難が推奨されています。
しかし、実はこの事は本当にまだまだ広く知られているわけではありません。
同行避難とはペットといっしょに避難することです。
いっしょに避難することではあっても必ずしも避難所にいっしょに入れるというわけではありません。
それでも、ペットを連れて逃げることは日本という国の、環境省が推奨している事です。
「人命優先なのになんで動物を連れて逃げてるんだ!」
という心無い人の言葉はまだまだ多く、それを心配して泣く泣くペットを一時置いて避難する人もたくさん居ます。
安心してください。
いっしょに逃げていいんです。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/ippan.pdf

同行避難と同伴避難の違い

同行避難と同伴避難は常に混同されてしまいますが、違うものです。 同行避難とは、ペットと共に、危険な場所から避難をする事です。
避難をしたからといって、避難所で共に生活を送れるとは限りません。
近年、これを混同したために避難所などでトラブルになることが多いようです。
同伴避難とは、避難したのち、いっしょに生活が送れることを言います。
残念ながら、国が推奨しているのは、同行避難です。
これは簡単に言うとおうちを出るまでは常にいっしょに行動するようにしてねということです。
その後、いっしょに避難所などで生活が送れるかどうかまでは言及していません。
まだまだ同伴避難のできる避難所が少ないのも事実ですし、緊急事態のことですので、そのための準備も遅々として進むことはありません。
推奨されている同行避難でさえも、まだまだ認知されていないのが現実でもあります。

同行避難が周知されていない現実

ペットの救護ガイドラインができてから、次の段階であるペットと飼い主さんが離れ離れにならない対策は、まだまだ整備される気配さえありません。
災害からの避難は日常ではなく、緊急のことなので、なかなか自分の身に降りかかることもなく、同行避難の周知が全国的にままならない状態です。
ペットを置いたままで逃げなくてはならないと思い込んでいる飼い主さんも多く、国が同行避難を推奨していることを広めることは急務だと思います。
でないと、ペットと共に肩を寄せ合って再び生活を再建する同伴避難を当たり前にすることは、遠い現実になってしまいます。
おそらく、まぐろさんが生きているうちに、それが実現することはないでしょう。
それでも、飼い主さんと離れ離れになる不幸な犬が少しでも減るように声を上げることは、まぐろさんの望みでもあると思います。

同行避難で逃がさない離さない

ここ最近の大きな災害では、同行避難がされなかったがために、飼い主さんとペットが離れ離れになったということはたくさんありました。
ペットたちの頼りは飼い主さんです。
犬たちの命を守るのは、飼い主さんです。
大切な愛犬の命を守ることができるのは、貴方だけです。
もちろん、人命が優先されるべきなのは、人間社会であるので当然のことです。
だから、犬と暮らす我々愛犬家は、避難するとき、自助でなければなりません。
普段から防災やいざという時の準備をしっかりしておくことが、大切です。

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