まぐログ!全力犬暮らし

現在18歳、ご老体ながらに元気に過ごすミックス犬まぐろさんとの生活を通して、老犬との付き合い方、老犬の健康管理などを勉強し、犬の世界の高齢化を幸せに乗り切ろうという記録です。

老犬介護のトイレの悩み〜踏ん張れなくなった時〜

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我が相棒に白髪が増え、動きが鈍くなり、「年齢をとったなあ」と思ったら、老犬介護に対する覚悟や準備を固めた方が良いです。
犬の老化は性急で、我々人間の感慨や思慮を待ってはくれません。
老犬介護は突然、嵐のようにはじまります。
うんちまみれの愛犬に呆然としたり、起き上がる事のできない愛犬に食事をさせるのに四苦八苦したり、昼夜問わず泣き叫ぶ愛犬を抱えて号泣したり……
特にトイレの問題は本当に突然やって来ます。
何も準備もせず、覚悟も固めていない状態だと、我々飼い主は狼狽し、困惑します。
部屋が汚れるたびに落胆と怒りの気持ちと闘う事になります。
生き物に排泄はつきものだと頭で理解していても、トイレで失敗の少なかった相棒の飼い主さんほど、その気持ちの浮き沈みは激しくなるのです。
大切な我が相棒に理想の最期を迎えさせてあげるために、我々飼い主は、自分の感情をコントロールしなくてはなりません。
そのためには、覚悟と準備が必要です。
老いは、犬や人間には必ずついて回るもので、さらに犬は、人間よりもその生をずいぶんと大急ぎで駆け抜けます。
個人的には、犬も人間と同じように、トイレに関しては最期まで自力で解決したいと思っているように感じてなりません。
少しでも愛犬にとって気持ちの良いトイレの介助をする事は、飼い主さん自身が気持ちの良い老犬介護をするにあたって不可欠な事なのです。

老犬介護のトイレの悩みは突然

老犬を介護する上で、トイレの悩みはある日突然ふってきます。
自分の愛犬に対して、確実に衰えを感じても突然に感じるのです。
昨日までなんともなかったのに、突然脚に力が入らなくなり、トイレに行くのがままならなくなる。
本当に突然で、介助しなければならなくなるまではあっという間です。
まぐろさんは、トイレに行こうとして立ち上がった瞬間に妙な力が入ったのかその場で便失禁してしまいました。
それが最初でした。
便失禁した状態で立ち上がろうともがくので、その日まぐろさんはうんちまみれ。
ちょうどカーペットの上で寝ていたので、カーペットもうんちまみれです。
幸い、その時私は在宅中でした。
もがくまぐろさんを火事場のくそ力で抱き上げ、浴室に連れて行きました。
とてもよく覚えています。
すでに散歩中、転けることも多く、階段もハーネスで持ち上げないと上がれない状態だったので、そろそろ歩けなくなるかもという予感は確かにあったのです。
けれども、その時私は、突然に感じました。
まぐろさんをお風呂で洗い、その後、カーペットのうんちの処理をしました。その間、まぐろさんは申し訳無さそうに座っていました。
本当に本当によく覚えています。
どうしていいのかわからず、所在なさげに母ちゃんの仕事を見つめるまぐろさんの顔を見て、母ちゃんは気付きました。
そうです。
母ちゃんにとっても突然でしたが、まぐろさんにとっても突然だったのです。
昨日まではしっかりとトイレで排尿も排便もできていたのに、いったい私はどうしてしまったのだろうと。
それはどんなに覚悟をしていても突然で、ですから何の準備も覚悟も無ければ本当に慌てふためく事になるでしょう。

トイレで踏ん張れなくなったら介護のはじまり

トイレで踏ん張れなくなったら、それはすなわち老犬介護のはじまりを意味します。
犬生初の派手な便失禁のあと、まぐろさんはしばらくヨタヨタと歩く事はできていました。
起き上がるのにはとても苦労していましたが、オスワリの姿勢になれれば自分で立ち上がり、自分でトイレまでヨタヨタと辿り着きます。
けれど、そこで呆然とします。
腰を落として踏ん張る事ができないのです。
おしっこはなんとか自力ですることができても、腰を落として踏ん張れなければ、うんちをするのは難しいことです。
相棒に排便をさせるために、介助が必要になります。
最初の一、ニ回は、排便はなんとかできましたが、すぐにその上に尻餅をついてしまいます。
その度にお風呂に直行です。
そうこうしているうちに、まともに腰を屈める事さえできなくなりました。
これは、まぐろさんに限った事ではなく、犬は老犬になると一番最初に腰と後ろ脚に支障が出る場合が多いのです。
今までいっしょに暮らして来た犬たちも、最初に支障が出たのは腰からでした。
腰に支障をきたすと、排便の時の、あの犬独特の姿勢が保てなくなります。
酷い場合には全く屈む事かできなくなる事もあります。
その屈む時の腰の痛みを和らげ、排便の姿勢を保てるように維持してあげることが、老犬介護におけるトイレの介助の第一歩目になる事が一般的でしょう。

初期のトイレ介助にはバスタオルが便利

トイレで排便の姿勢を保持するためには、初期の段階ではバスタオルで腰を支えてあげるのが、飼い主さんにとっても犬にとっても比較的楽かもしれません。
もちろん、腰を支えるハーネスは市販されていますし、まぐろさんもフォロワーさんに譲って頂いたものを所持していました。
しかし、在宅中にトイレのためだけに装着するのは大変手間ですし、少し時間もかかります。
散歩中、外で排便するにはマストかもしれませんが、在宅中に室内で使用するには向きません。
ですから、そういった場合にはバスタオルをハーネスの代わりにしてトイレで排便させる事をオススメします。
まだヨタヨタと歩ける場合は尚のこと、腰を屈める瞬間にだけ介助してあげれば良いので、こと、室内でのトイレの場合、装着に手間も時間もかかる介助ハーネスよりもバスタオルの方が向いています。
ハーネスをずーっと装着しておくという手もあるのですが、おそらく、犬にとっては大変窮屈です。
バスタオルであれば、着脱がとても早く、楽にできます。
後ろ脚の付け根にバスタオルが当たるようにお腹に通して、その端っこを飼い主さんが持ち上げるだけです。
力を入れて引っ張り上げてしまうと、脚の付け根にバスタオルが食い込んでしまい、犬の身体に負担をかけてしまうので、そっと持ち上げる程度にとどめる事がコツです。
愛犬の様子を見ながら力の調整をしていくと良いでしょう。

バスタオルが難しいようなら、胴体用のハーネスを使用するとうまくいきます。

もちろん緊急性には疑問がありますし、お値段も張りますが、使用しなくなったら他の老犬さんに譲るなどすれば、うまく回っていくんじゃないかなと思います。

老犬介護の必需品「オムツ」

老犬介護をしていても、少しの間、愛犬をお留守番させて、仕事に出たり、買い物に行ったりしなければならない飼い主さんも多いことでしょう。
家族で面倒を見ている場合でも、愛犬から全く目を離さないというのは不可能に近い事です。
トイレの介助をしいて、老化が進むと、当然排尿のコントロールが効かなくなる犬も出てきます。
私は、早めのオムツの導入をオススメします。
愛犬の老犬介護に心血を注ぐのは当然の事ですが、飼い主さんの心のケアもとても重要な事です。
そうでなくても色々な事があって老犬介護中は、飼い主さんも疲れきってしまいます。
心が疲れてしまうと、判断能力が鈍ってしまいます。
最悪の判断を下してしまう可能性だってあるのです。
老犬介護においてトイレの問題をオムツを使用して多少なり補助することは、横着でもなんでもありません。
愛犬を健やかに生活させるために、飼い主さんの心の安寧のために早めのオムツ導入は重要な案件です。
もちろん、オムツを装着するとき、犬の負担になるようではいけません。
小さい頃からペットシーツや洋服に慣れさせ、ストレスの少ないように訓練しておくことも大切です。
最近では犬用のオムツがたくさん出ているようですが、経済面においては、人間用の物のほうが圧倒的に経済的です。
大型犬には人間の大人用のオムツでも対応できます。
だからといって、オムツで全てが解決するわけではありません。
ほとんどの場合、補助程度にしかなりませんので、毎日、創意工夫で乗り切りましょう。
それも楽しいものですよ。

犬は最期まで自力で排泄したい

犬はどうも、どんなに年老いて歩けなくなっても自力で排泄したいと思っているように感じてなりません。
まぐろさんを見る時、その姿に尊厳と誇りを感じていました。
そして年老いて立てなくなったり、トイレに失敗したり食事がうまく食べられなくなった時、
その尊厳と誇りを傷つけられているとしか思えない態度を取るのです。
その姿をみるたび、胸が締め付けられる思いでした。
それは私の心に、「彼女の誇りや尊厳をできるだけ大切にした状態で、彼女とできるだけ長く一緒にいたい」という気持ちを芽生えさせるには充分なものでした。
私は、彼女が自力で排泄できなくなるまで、できるだけ彼女にはトイレという概念を感じて貰うように努力しました。
後半は摘便や強制排尿も経験しましたが、それでも、まぐろさんがトイレに行こうとするのを止める事は、彼女の尊厳を傷つける気がしてできませんでした。
留守をさせる時以外はできるだけオムツは外すように心がけていました。
犬は自力で排泄したがる。
私はその信念のもとで、トイレの介助をしました。
もちろん、全ての犬が当てはまるとは限りません。
けれども、少なくとも私がいっしょに暮らした犬たちは本当に寝たきりになるまで自力で排泄をしたがっていました。
人間と暮らす全ての犬が、尊厳と誇りを守られますように祈っております。

老犬介護には介護グッズを導入

私は、介護グッズに早めに頼る事はとても大切な事だと考えています。
老犬介護をしている方々は本当に真面目で誠実な方が多い。
私は時々、自分の行為が恥ずかしくなる事があるほどです。
ですから、全てを完璧にこなそうとしている方もたくさん拝見します。
しかし、やはり老犬介護はとても大変です。
トイレの介助は特に大変なものです。
愛犬の尊厳と誇りを最期まで守りながら介助しようとすれば、なおのこと大変です。
ありがたい事に、老犬介護をする人が増えて、世の中にはたくさんの介護グッズが出ています。
今となっては、いったいどれを選んだら良いのか迷うほどです。
こちらのブログでは、私の老犬介護の経験から、オススメのグッズなどをご紹介したいのですが、そもそも、介護グッズを使う事に抵抗のある方もいらっしゃるようなので、介護グッズはどんどん取り入れるべきだと言いたい。
犬は飼い主さんの様子にとても敏感です。
飼い主さんの気持ちや考えに呼応します。
ですから飼い主さんが落ち込んだり、疲れ切ったりしたら、それを敏感に察知します。
そして、問題行動と呼ばれる行動を起こすのです。
そうでなくても大変な老犬介護の日々に問題行動まで加わってしまうと、飼い主さんがパンクしてしまうのは目に見えています。
飼い主さんがパンクしてしまう事は即ち、愛犬の命に関わる重大な事柄です。
この負のスパイラルにハマってしまう前に、便利な介護グッズには楽しみながら早めに頼るべきだと私は声を大にして言いたいと思います。

老犬のトイレ介助には早めのオムツ導入

トイレの悩みを解決するための老犬介護グッズの中でも、早急に導入する事を強くオススメするのがオムツです。
もちろん、一日中使用する必要はありません。
必要だと判断した場合にのみ、装着してもらいます。
まぐろさんは、お留守番の時だけオムツを装着していました。
介護中はだいたい母ちゃんが在宅していましたが、母ちゃんの留守中に様子を見に来て貰っていた人は、トイレの介助に関しては上手ではなかったので、その人の負担を減らすためにも必要でした。
犬の介護用に使用するオムツは、残念ながら完璧ではありません。
犬にはしっぽがあり、うんちの出る肛門はこのしっぽの下に位置しています。
ほとんどのオムツが、そのしっぽ穴のおかげで、完璧にうんちを受け止めるわけではないからです。
それでも、オムツを使用したほうが断然良い結果を生みます。
おしっこは、サイズがぴったりと合っている場合であれば、しっかりとキャッチしてくれます。
まぐろさんの介護でオムツを使用した時、なんでもっと早く導入しなかったのかと少し後悔しました。
そもそもほとんど家でまぐろさんの介護をしていたので、必要ないと思っていたのですが、あるとないとでは雲泥の差です。
オムツを使用するために、子犬の時から洋服などに少し慣れさせておいたほうが良いでしょう。
うんちの漏れに関しては、解決グッズを考えたりしている方もいるようです。

ペット用の紙オムツはもちろんペットに使用するには高性能なのですが、今のところ、完璧とは言い難いものがほとんどです。

尻尾穴を開けるなどの工夫をすれば、人間用の紙オムツで充分代替できますのでオススメです。

人間用の紙オムツはサイズやタイプも豊富で、例えば、テープを剥がしてしまう場合には、パンツタイプを使うなどの応用がかなり効きます。

サイズも大人用の紙パンツもありますので大型犬まで対応できます。

小さなチワワなどの超小型犬以外は対応できると思います。

トイレを最期まで自立させるために介助ハーネス を導入する

最期まで自力で排泄をしたい愛犬のために、早めに介助ハーネスを導入する事も、経験上強くオススメします。
最もオススメするのは、いわゆる、歩行補助ハーネスです。
室内でトイレをする犬の場合はバスタオルなどで充分介助可能なのですが、散歩中に排泄を済ませる犬や、屋外でしか排泄しない犬の場合、どうしてもバスタオルでは不安な事が多くあります。
また、大型犬などの身体の大きな犬の場合、車椅子への移乗や褥瘡防止のための姿勢変更など、飼い主さんの体力を著しく奪う作業もたくさん出てきます。
もちろん、排泄介助も重労働です。
そんな時、介護ハーネスはとても便利なグッズになります。
身体に何か装着するというのは、犬にとってはストレスになりますので、子犬の時から服に慣れさせるというのは理想的です。
そうでなくても、早めに介護ハーネスを導入して元気なうちに慣れさせてあげた方が犬のためになると思います。
まぐろさんを介護中、私には少し時間がありましたので、手作りのハーネスにチャレンジしていましたが、もちろん、最近の市販のものはかなり良くなっているので、市販のものを使用するのが安心安全かと思います。
私も、結果、フォロワーさんから頂いたハーネスを大事に使用させていただき、大変助かりました。
構造としては少しお値段ははりますが、後ろ脚と上半身を別で介助できるものがオススメです。
老化が進むと、介助の仕方も変わってくるので、柔軟に対応できるほうが長く使えるからです。

人間用の介護グッズを上手に導入する

老犬介護をする人が増えて来たとはいえ、それを補佐するサービスのシステムや介護グッズなどはまだまだ整備が行き届いているとは言い難い状況です。
オムツやペットシートや褥瘡防止グッズ、介助ハーネス などは高額で、犬専用のものの購入を躊躇う飼い主さんも多いかと思います。
逆に人間用の介護グッズは日々便利でお手頃になっています。
特に日常的に使用する老犬のトイレ介護のグッズは、うまく人間のものを取り入れる事をオススメします。
オムツだけでなく、尿取りパッドや褥瘡防止マットレスなど、人間用のものは犬用に比べると安価でそれなりに優れています。
もちろん、犬と人間では生態も身体的形状も違いますので、人間用のものを使用する場合は、ある程度、自力での改良が必要ですが、日々の手間を軽減するのにも、改良する手間を差し引いても大変優秀です。
人間用の介護グッズをうまく取り入れてみましょう。
経済的な負担も少し楽になるとおもいます。
愛犬のために考えて工夫することは、飼い主さんの楽しみにもなりますので、是非試してみてください。
そして、良い使い方を思いついた場合、SNSなどで同じように老犬介護で悩む人達と情報共有してください。
多くの老犬とその飼い主さんが、お互いに助けあって楽しく介護ができるように、お願いいたします。

尿取りパッドを老犬に使用する場合はフラットタイプをオススメします。

人間用に立体加工しているものはどのみち犬にはフィットしませんので、フラットタイプのほうが用途の幅が広くなります。

愛犬の尊厳と誇りを最期まで守るために

老犬介護においてトイレの介助、つまり排泄の介助をする事は、愛犬の尊厳と誇りを守る事が基本だと、私個人的には考えています。
犬はいつまでも自力で排泄しようとします。
涙ぐましい努力でふらふらとトイレにまで辿り着き、それでも失敗して汚してしまった時のあの申し訳なさそうな顔を見ると、いつも、心を締め付けられます。
飼い主さんの笑顔が何よりの喜びだった我が相棒に理想の最期を迎えてもらうため、出来るだけ愛犬の意思に沿った老犬介護、トイレの介助をする事は、我々、犬と暮らす人間の責務です。
それには飼い主さんの笑顔は欠かせません。
愛犬は飼い主さんの笑顔が大好きです。
いずれ、まぐろさんは全く立つことができなくなり、排便もままならなくなりました。
その瞬間まで、なんとか自力で排泄ができるように、必死で創意工夫することが、老犬介護を後悔しない唯一の方法です。
踏ん張る事が出来なくなったら、トイレ介助のはじまりです。
どのような事が起こるかは、本当に犬によって様々で、犬の種類や大きさによっても違います。
けれども、基本的な事は同じです。
理想の最期を迎えさせてあげること。
ですから、愛犬の尊厳と誇りを守るために、我々はできうるかぎりの手助けをするのです。

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