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犬の抜け毛対策!解決法は定期的なブラッシングが9割

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犬と暮らしていると抜け毛の対策は欠かせない作業になります。
犬の抜け毛を放置すると、我が家のベッドやソファに、有機物が大好物のノミダニのブュッフェが出来上がってしまいます。
掃除機をかけてもコロコロをなん往復させようとも、いつの間にかどこからともなく現れる犬の抜け毛たち。
さっきそこ掃除したやんけというツッコミを何度も入れながら犬の抜け毛と闘う飼い主さんも少なくないでしょう。
しかし、定期的に愛犬自体をブラッシングする事で、このお掃除という名の抜け毛との闘いが格段に楽になります。
部屋の隅っこにふわふわしているその抜け毛はどこから来たのかというと、我が愛すべき相棒の身体からやって来ているのですから。

犬の抜け毛対策!定期ブラッシングで9割解決

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掃除をしても掃除をしても部屋の隅やソファやベッドから居なくならない愛犬の抜け毛をコロコロで必死に捕らえているそこのあなた、一回手を止めて考えてみてください。
その抜け毛はいったいどこからやってきたのか。
犬との暮らしが長く、何度か相棒を看取った経験のある方であれば、周知の事実ですが、犬暮らし初心者さんにとっては盲点、わかっていても忘れがちになる事実。
あなたを悩ましているその抜け毛は、床やベッドから突然現れるわけではなく、愛する我が相棒、愛犬の身体から落ちているものです。
しかも毎日生み出されているものです。
ですから、愛犬の身体から落ちる前に対策した方が有利なのです。
抜け毛を掃除でどうにかしようとする前に、愛犬の身体から落ちる前の抜け毛を取り除くと、毎日のお掃除が格段に楽になるのです。
そこで有効な手段がブラッシングです。
もちろん、ブラッシングで全ての抜け毛が取り除けるわけではありませんが、ブラッシングを定期的にやるとやらないとではお掃除の手間が雲泥に違います。
しかも、ただひたすらに抜け毛と向き合うのと、愛犬とコミュニケーションをとりながら楽しんでブラッシングするのとでは、その対策をこうじるときのモチベーションにも天と地ほどの差があります。
とにかくまずは定期的なブラッシングを習慣にしてみましょう。

犬の抜け毛対策にブラッシングが有効な理由

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正しいブラッシングを定期的に行うと、抜け毛対策に有効なだけでなく、犬の健康維持や愛犬とのコミュニケーションにおいてもとても良い効果を得られます。
犬という生き物の性質や特徴から考えても、定期的なブラッシングは必要な事だと言えます。

 

犬の毛は抜けるもの

犬の毛は抜けるものです。
我々が衣替えをするように、季節によって犬の毛は抜け変わります。

一部の犬を除いては、だいたいの犬は毛が抜け変わります。
これは曲げられない自然の摂理なので、どうしようもありません。
暑い夏には涼しく、寒い冬には暖かく過ごしたい。
これは生き物として当然の権利です。
掃除の時にあなたの頭を悩ませているその抜け毛は、我が愛犬が快適に過ごすために必要な事なので、止める事はできません。
我々人間の勝手なわがままで止める事など許されません。
犬と暮らすということは、その抜け毛とも付き合うということです。
当たり前の事ですけれども、我々人間は犬や猫のように全身を体毛で覆われているわけではないので、忘れてしまいがちですが、犬の毛は抜けるもので、その抜け毛は人間よりも多い。
当たり前です。
人間よりも体毛が多いのですから。
病気での脱毛を除けば、犬の毛が抜け変わるのは通常運転であり、犬と暮らす以上、その抜け毛対策に追われる事はいたしかたのないことなのです。
犬の毛は抜ける。
まずその事実をきちんと受け止めましょう。
あなたがいっしょに暮らすことを選んだ相棒は犬で、その犬と抜け毛は切っても切り離せません。
犬の毛は抜ける。
抜け毛は放置はできない。
でも、掃除するのはたいへん。
できるだけ楽に掃除したい。
では、どうするか。

犬には抜け毛の多い季節がある

前述しましたが、通常、犬の毛が抜ける主たる原因のひとつは、暑いから脱ぐというものです。
季節の変わり目で、衣替えをするように、犬はその毛を入れ替えます。
一部の犬を除いて、多くの犬が、夏用の毛と冬用の毛を使い分けます。
実は、短毛の犬は定期的に抜け変わるから短毛なのです。
逆にプードルなどの抜け変わらない犬は毛が伸び続けるので定期的にトリミングする事が必要になります。
抜け毛が少ない代わりに、伸び続ける毛を定期的に整理してやる必要が生じるわけですが、これは話が脱線するので別の機会に。
定期的に抜け変わるということは、必ず、抜け毛の多い季節があります。

これを換毛期といいます。
つまり、この抜け毛の多い時期に対策を集中する必要があるという事です。
例えていうならば、季節ごとの集中ブラッシングは犬の衣替えです。
ブラッシングやシャンプー無しでの衣替えは、脱いだ服をそこら中に脱ぎ散らかすということで、それを飼い主さんが後で集めて処理をするという事です。
ならば、脱いだ冬服を脱ぎ散らかす前に飼い主さんが管理して処理するほうが後々が楽じゃね?というのが定期ブラッシングをオススメする理由です。
抜け毛の多い時期があるという事はブラッシングの頻度もその時期に集中すればより効果的ということです。

犬の抜け毛対策!換毛期のブラッシング

もちろん換毛期以外でも定期的なブラッシングをするというのが一番良い方法なのですが、人間社会はなにかと色々あるし、そんな人間社会をあっぷあっぷしながら泳いでいる飼い主さんはなかなかに大変です。
ですから、せめて換毛期のブラッシングだけでも頑張ってください。
換毛期とはいつなんだということですが、これがなかなか個体差があり、いつからいつまで!というのも言いづらいものがあります。
我が家では、梅雨時期と秋の2回、なんとなく抜け毛が増えて来たなと感じた頃に徹底的にブラッシングをする「まぐろさんの毛をむしる儀式」と称する儀式を行なっていました。
「むしる」と言っても、換毛期のブラッシングは死毛を取り除く事が一番の目的です。
換毛期にはいらなくなった夏毛や冬毛が抜けて死毛となって残っている毛に絡みます。
もうすでに抜けてしまった毛が愛犬の身体に残っているのです。
この死毛を取り除くのが換毛期のブラッシングの主たる目的。
そしてこの死毛こそが、飼い主さんが闘っている部屋に散乱する抜け毛の正体です。
さらに、新陳代謝が衰えたり、体調が悪かったりするとなかなか体毛が抜け変わらず、犬にも負担になる場合があります。
その抜けそうで抜けない死にかけの毛も、換毛期にブラッシングで取り除きます。
動物にとって換毛がうまくいかないというのは思ったよりストレスになり、鳥なんかだと換毛がうまくいかずに死んでしまうケースもあるとかないとか。
当然、犬も換毛がうまくいかないというのはストレスになるので、ブラッシングして人間側でお手伝いしてあげるのです。
つまり、換毛期のブラッシングは犬にとっても人間にとってもとっても大事なことなのです。

抜け毛対策だけじゃない!ブラッシングは愛犬とのコミュニケーション

うちの子はブラッシングがストレスになってしまうんじゃないかという飼い主さんもいらっしゃるようですが、そもそもブラッシングがストレスになるような犬を育ててはいけません。
適切なブラシを選んだ場合、犬がブラッシングを嫌がるのは、飼い主さんに触れられるのを嫌がる場合です。
根本的に飼い主さんに触られるのを嫌がるというのは、かなり問題です。
適切に育てられた犬はほとんどどんな犬種でも、余程の事がない限り、飼い主さんとの触れ合いはとても喜ぶものです。
前述したように、換毛期にきちんと換毛できないというのは、犬の身体にはとても負担になります。
抜け毛が残るというのは、それを舐めたりして身体に入ってしまったり、元気な毛に絡みなかなか取れなかったりして厄介です。
病院に行ったり、毎日飼い主さんが身体の異変を調べる場合において「触る」という行為はとても大切な行為になります。
通常、犬は飼い主さんとのコミュニケーションをとても嬉しく思う生き物です。
飼い主さんがブラッシングを相棒との大切なコミュニケーションとして楽しめば、愛犬は必ずその触れ合いの時間を楽しみにするはずです。
逆にブラッシングをする事で、ストレス解消になる関係というのが一番理想的です。

犬の抜け毛対策のための効率の良いブラッシング

ブラッシングをするのであれば出来るだけ効率よく抜け毛を取り除きたいというのは飼い主さんの気持ちだと思います。
人間社会はなにかとたいへんです。
抜け毛対策のためのブラッシングが、いくら大好きな相棒と触れ合える時間だといっても、その労力を最大限まで楽にしたいというのは贅沢な希望ではありません。
そのためにはまず、どこを集中的にブラッシングすれば抜け毛対策にとって効率がよいかを知らなければなりません。
季節などの具合によって、毛が抜けやすい場所がありますが、当然、抜け毛が絡みやすい場所、死毛が溜まりやすい場所があります。
抜け毛対策のブラッシングとして、最初にとりかかるのは、その死毛が溜まりやすい場所が効果的です。
一番抜け毛が目立つのはシッポの付け根。
犬のオケツ辺りです。
毛の溜まりやすい場所から順番にブラッシングしていく方が、効率的に抜け毛が取れやすいと思います。
毛の流れに逆らわず、毛の生えている方向に沿ってブラッシングします。
その方が犬も暴れず、抜け毛もスルッと抜けます。
まぐろさんの場合、大変だったのは頬毛です。
ここの毛は手で触っただけでごっそりと抜けてました。
クビ周りも抜けやすいので集中ブラッシングします。
風があるところだと、ブラッシングした毛が舞い戻って来たりするので、風の無いところでのブラッシングを推奨します。
公園など、人様に迷惑のかかりそうなところでブラッシングする場合は、毛が舞い散らないように、出来るだけ対策しましょう。

犬種によっての抜け毛の違い

前述したように、犬種によって抜け毛の量が違います。
主に抜け毛対策で飼い主さんを悩ませるのは短毛種のダブルコートです。
ダブルコートというのは、2種類の毛があって、表面の毛とその間をびっしり埋める下毛のある犬の種類です。
直接シャツを着るのではなく、常に下着をつける習慣のある人のようなものです。
夏になると薄着をしなくちゃいけないので、この下毛がアホかというほど抜けます。
まぐろさんは雑種ですが、実はこのダブルコートというやつで、冬毛から夏毛に変わる時のブラッシングは、まさに「むしる」という表現がぴったりなほどこの下毛が抜けておりました。
そして、毛がよく抜けるのは短毛種です。
短毛種はお手入れが楽そうに見えますが、実は長毛種とは違う苦労があります。
抜け毛が多いという事です。
絡まった毛を解いたり、伸び続ける毛をトリミングしたりという手間がない分、抜け毛を取り除いたり、抜けた毛を掃除したりという手間がかなりかかります。
短毛種が何故短毛かというと、毛の成長サイクルが早いから短毛なのです。
伸びてしまう前に抜け落ちるということです。
短毛種はこまめにブラッシングして、死毛を取り除いてやる必要があります。
また、ブラッシングは皮膚を刺激し、毛の成長サイクルを円滑にたもつ役割もあります。

 

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犬の抜け毛対策のブラッシングを楽にするブラシ

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さあ、定期的に我が相棒をブラッシングしようと決めた時、大切な我が愛犬のために、どのようなブラシを使用したら良いのかと考えるのは当然の流れでしょう。
皮膚への影響や、抜け毛にどのくらい効くのか?
そういった事を考えることは飼い主さんの宿命みたいなものです。
当然、私も考えました。
過去の経験から、色々なブラシを試してみました。
長毛種と短毛種ではやはりそれぞれ効果的なブラシが違います。
その中でも、万能かつ最良なのはやはりファーミネーターのようです。
ファーミネーターの唯一の欠点は、他のブラシと比較すると高額というところです。
私はファーミネーターは使用していません。 KPSという会社が出しているシェッドバスターという商品を使用していました。

これがなかなかどうして値段の割に優秀です。
サイズ感といい、大型犬と中型犬の丁度境い目くらいに位置するまぐろさんには、これがぴったりしっくり来てしまいました。
すでにファーミネーターを使用している方の満足度がどうなのかはわかりませんが、すくなくとも、まぐろさんの下毛を取り除くにはとても重宝しましたので、私自身の使用したものの中でオススメするブラシといえば、このシェッドバスターです。

 


まぐろさんの場合、痛がることもなく、それまで使っていたスリッカーブラシやミトンタイプのものに比べればずいぶんと便利で優秀でした。

 

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愛犬の抜け毛とうまく付き合う

犬に抜け毛はつきものです。
犬が犬という動物である限り、犬には抜け毛があります。
掃除しても掃除しても、部屋の隅っこにふわふわ舞う毛は無くならない。
キレイになった!と満足してもどこからとも無く現れる犬の抜け毛。
私も、かつてはヒステリックにその抜け毛と戦っておりました。
抜け毛シーズンは気が滅入る。
抜け毛自体だけを見てただひたすら戦っている時は確かにそうでした。
けれども、その抜け毛がどこから来たのかというと、我が愛する相棒まぐろさんから。
愛しい愛しい我が愛犬から排出されたもの。
その相棒に対して愛情を込めて、触れ合ったり話しかけたりする事はなんの苦にもなりません。
そして、抜け毛が舞い落ちる前に対処すれば、ヒステリックにコロコロと掃除機を持って右往左往することも格段に減ります。
定期的に、飼い主自らの手でブラッシングをする事は、愛犬と飼い主さんの心の安寧を保つためにとても有効な手段と言えます。
定期的にブラッシングをし、かわいい相棒の健康を保ち、自分自身のイライラも解消する。
そのためには、小さい頃から信頼関係を築き、定期的なブラッシングに慣れさせる必要があります。
定期的なブラッシングは、抜け毛対策には有効で、犬のお手入れでは最重要なものです。